直近でビットコインが1BTCあたり10万円前後で取引が行われた機会があり、その要因が記事になっていたので紹介します。
4.23(日)午前10時頃の価格 1BTC=137,290円
年内にはビットコインでガス料金を支払いできるサービスが始まる予定もあり(ビットフライヤー)仮想通貨が日常に溶け込む日も近いかもしれませんねΣ(・ω・ノ)ノ! ちなみにモナーコインは4月23日(日)午前10時頃の価格は1モナーあたり14.8円での取引でした。
(1)【ファンダメンタルズ】ビットコインが分裂の危機?ハードフォーク問題
足元、ビットコイン価格にもっとも影響を与えている要素のひとつが、ビットコインの取引処理能力(スケーラビリティと呼ばれます)をめぐる技術的な議論です。現状、年々増加するビットコインの取引量に取引処理能力が追いついておらず、これをどう解決するかについて開発者や関連企業が過去数年に渡って議論している状態です。解決策がなかなかまとまらなければ、最悪の場合ビットコインが別種類の複数のコインへと分裂(ハードフォークと呼ばれます)するというシナリオもあり得ますが、こうした危機意識が高まった3月中旬には一時価格が10万円台へと下落しました。
(2)【テクニカル】13万円辺りで反発は一服、小刻みに利益確定も得策かビットコイン(対円)は15万円から10万円まで急落した後は、緩やかな反発が見られます。ただ、13万円辺りで反発は一服しており、一気に15万円を目指すような強い反発相場とはなっていません。上値が重くなったタイミングで10万円から11万円辺りで購入した投資家はいったん利益確定売りに動くでしょう。目立った買い材料に乏しい状況下、小刻みに利益確定を入れることは得策かもしれません。【ファンダメンタルズ】で指摘している下落要因が解消されるまでは、短期的な売買を中心に考えたほうが良さそうです。
(3)【ビットコイン入門】ビットコインの価格変動の要素は?ビットコインの総量は2100万コインと決められており、発行額は約4年ごとに半減するようにプログラムされています。現在までの間に約1200万コインほどが発行されており、2140年頃までにすべてのコインが発行されることになっています。需要が変わらないままで市場に新たに供給される量が減少すればモノの価格は上昇するため、半減期のタイミングでビットコインの価格は上がるといわれています。ただし、ビットコインを投資対象とみるユーザーが多いことから、半減期に向けて買いを入れた投資家が半減期を通過したタイミングで材料出尽くしと判断して売却し、利益を確定するという動きも前回の半減期(2016年7月)の際には見られました。「噂で買って事実で売る」という投資格言がビットコインに当てはまる場合も往々にしてあるといえます。ビットコインの価格に影響を与える要素は他にも複数あるため、今後も少しずつご紹介していきたいと思います。