SANKYOは5月10日、平成30年3月期決算短信(連結)を発表した。
売上高は862億2,000万円(前年比5.9%増)、営業利益101億8,100万円(同101.2%増)、経常利益113億1,900万円(同195.3%増)となった。グループ全体でパチンコ15タイトル(リユース機を除く)、パチスロ6タイトルを販売した。このうちパチンコの新機種投入が上半期5タイトルにとどまったことから第3四半期累計期間までは営業損失を余儀なくされたが、下半期は10タイトルを投入して盛り返すとともに、平成29年8月に発売したパチンコ『フィーバー戦姫絶唱シンフォギア』がロングランヒットとなったことがグループ全体のブランド力向上にもつながり、売上、損益ともに回復基調が顕著となった。
なお、固定資産の減損損失計上はあったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は55億5,000万円(同212.2%増)となった。
パチンコ機の販売台数は17万1,000台となり、主なタイトルは、SANKYOブランドの『フィーバー戦姫絶唱シンフォギア』、『フィーバー機動戦士Zガンダム』、Bistyブランドの『エヴァンゲリオン2018年モデル』、『コードギアス反逆のルルーシュ~エンペラーロード~』、JBブランドの『フィーバーパワフル 2018』、『フィーバークイーン 2018』を販売した。
パチスロ機の販売台数は2万9,000台で、規則改正の影響を懸念するホール側の慎重な姿勢などから、低調な販売結果となった。主なタイトルは、SANKYOブランドの『パチスロ マクロスフロンティア3』、『パチスロ アクエリオンEVOL』、Bistyブランドの『パチスロ 新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~2』を販売した。
次期のパチンコ販売台数は20万5,000台、パチスロは3万9,000台を予定している。連結業績の見通しは、売上高900億円(対前年比4.4%増)、営業利益120億円(同17.9%増)、経常利益130億円(14.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益90億円(62.1%増)としている。グリーンベルト