カジノの日本人入場料、6千円で自公合意 双方が譲歩
4/3(火) 17:46配信 朝日新聞デジタル
自民、公明両党は3日、カジノを含む統合型リゾート(IR)の実施法案について、日本人のカジノの入場料を6千円とすることで合意した。最後の論点となっていた入場料がまとまり、法案についての与党協議は最終決着した。政府は4月中にも国会に提出し、今国会での成立をめざす。入場料をめぐっては、入場客を増やしたい自民が「5千円が上限」、ギャンブル依存症の防止を求める公明が「シンガポール並みの8千円が最低水準」と主張してきたが、最終的に双方が譲歩した。
法案では、全国の設置数を3カ所とすることや、入場回数を「7日間で3回、28日間で10回まで」に制限することなどを盛り込む。
■IR実施法案をめぐり自公で大筋合意した11項目
(1)入場回数は「7日間で3回、28日間で10回まで」
(2)本人確認・入場回数の確認はマイナンバーカード
(3)カジノ機器の設置面積はIRの延べ床面積の3%以下
(4)IR設置数の上限は3カ所
(5)独立した強い権限を持つカジノ管理委員会の設置
(6)IR設置数の上限は、認定から7年後に見直し
(7)IRに設置する国際会議場など施設の規模は、設置する地方の事情にも配慮
(8)設置する都道府県もしくは政令指定都市の議会の議決が必要。設置する市町村の同意も必要
(9)IRの設置申請や設置地域の認定は、申請する自治体の進行度合いに応じて、段階的に実施
(10)カジノへの入場料は6千円
(11)国や自治体への納付金率は30% ヤフーニュース